こんなところにいるはずもないのに

先日の京都遠征記の続きをば.

で,サザエさんに惨敗した後,悲しみを背負ったまま
王子謹製のすき焼きをごちそうになりました.
高い肉(3割引)が超美味しかったです.
これをご飯に乗っけて食べると,これがほんばにもーたまらんでぇ.
ありがとう王子.

  • 王子宅で酔いどれ生放送

生放送のことはよく覚えてません.
グロちゃんのブログをご参照下さい.
許すまじ王子.

  • 京都観光

翌朝,外壁をドリルで切削する音で目を覚ましました.
天変地異かと思ってマジ焦りました.


その日仕事のある王子とはここでお別れ.
「紅葉のシーズンには1週間ほど早いけど,
 嵐山なら紅葉が楽しめるかもしれない」という金言を胸に,
我々ぼんやり観光軍団2名は流されるまま嵐山へ.

  • 嵐山


京阪嵐山駅.
これだけ見ると実に寂れた駅に見えるのですが,
実際には平日にも関わらず多数の観光客が下車していました.
紅葉にはまだ早いって聞いてたけど,
こんなに人が来るんだったら,期待しちゃっていいんじゃないの!?











渡月橋
はい,まだ全然早過ぎましたー.
もう1週遅かったら,もっと目を楽しませていただけたのになぁ.
次はマイルCSの頃に来ましょうと誓ったのでした.
どの馬応援しに来るかは別として.


で,我々長いものに巻かれ隊2名は,行列についていくだけの嵐山観光へ.


辿りついたのが,ここ.

御髪神社
日本で唯一,髪の神が奉られているらしいパワースポット.
そう,僕らそろそろ髪のことが気になるお年頃だもんね.
以前からここに参拝したいって思ってました!


この神社,髪に関する悩みを持った方々が参拝するだけでなく,
美容師など髪に関する職業の人も,
『仕事がうまくいきますように』てな感じで来てるらしいです.
実際,僕らがここに来たときも,
4人組の美容師志望の女性が
キャピキャピ〜ンした感じで御守りなどを購入しておりました.
やるな御髪神社.ナイスな多角営業じゃないか.


で,そこに奉られている絵馬がまぁ独特.






御髪神社の絵馬その1.
一見普通の絵馬に見えますが,
さっきも書いたように髪を奉る神社のため,
このテの絵馬を書いた人の希望職種は,み〜んな美容師.
将来のライバル達の願いを一身に背負ってしまうという,
非常にギスギスした空間がそこにはあったのでした.
髪の神様も楽じゃない.









絵馬その2.
そうは言っても,奉られている絵馬の中でも
圧倒的に多いのは髪の悩みに関すること.
この絵馬なんかは,サークルかなにかのみんなで
面白半分に書いたんじゃないかと予想されます.
奉られている中ではかなり明るい雰囲気の絵馬で,
これだけだったら割と微笑ましく見ていられるんですが・・・









絵馬その3.
ね,笑えないでしょう?
もうね,絵馬なのにね,諦念感しか伝わってこないの.
こんな哀愁漂う願掛けが,
この御髪神社の絵馬掛けの半数以上を占めているのです.








絵馬その4.
左側には,おそらく娘さんと思われる名前が書かれていました.
家族みんなでパパの髪の毛の今後を想う.
良い家族旅行になったのではないでしょうか.









絵馬その5.
その意気だ.運命に打ち克つのだ.








その御髪神社の前で餌付けされてた猫.
にゃーん.








その御髪神社の前の池で餌付けされてた鴨.
僕は「鴨ジャパンの代名詞『フラットスリー』」と呼称したのですが,
すかさずグロちゃんから
「フラットスリーはトルシエでしょ!」というツッコミが入り,却下.
素で勘違いしてたのは内緒.








京阪嵐山のほうに戻りながら,蕎麦屋で昼食.
にしんそば定食テラウマス.
その前に立ち寄った神社で
僕に写真を撮るように頼んできたオバハン4人組と,
この蕎麦屋でばったり再開するという運命の悪戯が発動.
正直マジ勘弁と思いました.


昼食後はグローバリスト氏の
「舞妓はんに会いたい!」という提案に沿って,
舞妓はんのいそうなところをシラミ潰しに探したのですが,見つけられず.
終いには,駅前の観光案内所のおねえさんに
「す,すいません・・・ま,舞妓はんって,どこにいるんでしょうか・・・」
と,かなり残念な質問をするまでに追い込まれ,
おねえさんの失笑を買う結果になったのでした.
そして,おねえさんは言うのです.
「こんなところに舞妓がいるわけがない.
 どうしても見たいのであれば,祇園方面へ行け」と.

で,祇園に移動した我々舞妓ハンターの2人は,
ここでもただ宛ても無くフラフラ歩き回るだけなのでした.
1時間くらい歩き回って,結局舞妓さんは見つけられず.
いや,舞妓さんらしき人は何人か見つけたんですよ?
でも,


 ・よく見たら,単に着物を着ただけの観光客だった


 ・よく見たら,ただ単に顔が白いだけの鈴木その子似のおばちゃんだった


 ・見た目は100%舞妓さんだけど,コンビニ袋を手に持って歩いてた


という理由から,「あれは舞妓さんじゃない!」と判断し,
結局我々の御眼鏡に適う舞妓さんはいなかったというのが実際のところです.
やっぱり,本物の舞妓さんとはなかなか会えないものなのどすなぁ.

  • でも

祇園で見つけました.
個人的に一番面白かった場所.








モンクス!
こんな純和風家屋でこの表札というのが
僕の笑いのツボを刺激しまくりなのでした.
しかもグロちゃんが
「これ,少し違うMinxじゃないんですか?」
とか言い出しやがるもんだから,
僕の腹筋はもう非常に残念な状態に陥ってしまったのでした.



  • ぼくたちのかんがえた『モンクス』のメンバー


・腰の丈夫な長瀬愛


・絆創膏を貼ってない堤さやか


・生きてる桃井望


笠木忍


  • で,観光らしいこと何ひとつしてないじゃん

てなわけで,せめて1ヶ所だけでも
観光地らしいところに行ってみませんか?ということで
話し合った結果,
さっきたまたま祇園で看板を見つけたからという理由で
これまた流動的にとある観光地に赴くことに.






夜の清水寺.ビームライトがビームサーベルみたいで綺麗.


毎年この時期,期間限定で
夜間参拝というのをやっているらしいのです.



ライトアップされた紅葉.
何故だか清水寺は紅葉真っ盛りなのでした.
そうか,紅葉狩りするならはじめから清水寺に来ればよかったのか.


清水寺は何度か来たことがあったんですが,
この季節で,しかもライトアップされたのは初めて見たので
やっぱり感動しましたね.終始「すげぇー!」って言ってたもん.
ホント,京都に観光しに来たんだなぁって思えましたもん.
まぁ最後の2時間だけだったけども.

  • 帰るまでが旅行です

で,バスで京都駅まで戻って,
清水寺だけでは買えなかった御土産をひと通り購入して
帰りの新幹線に乗り込んだのでした.


新幹線の中では,もはや恒例とも言うべき『反省会』.
ここでの討論が個人的にはすごく好き.
内容はアホだけども.


というわけで,今回もグダグダした旅行になりました.
今回初めて観光地らしいところに行けたので良かったです.
次回こそは,舞妓さんに会いたいなぁと思います.