大人は風邪の子

水曜から風邪の症状がぶり返してきまして,
木曜の夜中には,急な発熱に見舞われるという事態だったので,
さすがにその翌日,病院に赴きました.
病院に行くこと自体,4年ぶりくらい.
保険証を20分かけて探し出しました.


ウチから一番近くの内科病院に行ったんですが,
ここが「内科・小児科・産婦人科」という
見事な多角経営を展開している病院でして,
中に入ると,み〜んな女性.ミセスばっか.
失敗しちゃったなぁと思いました.
中学の時,どーしてもオシャレしたくて,
床屋から美容院へステップアップしようと張り切ったものの,
その店内には大人の女性しかいなくて,
気まずさと恥ずかしさを感じながらも,
初めて触れる,むせ返るようなピンク色の雰囲気に,
「うわぁ,こんな世界があったんだぁ〜」と
興奮を隠し切れなくて,うずくまることしか出来なかった,
まさにあのときと同じ感覚.
いや,そんなことは全く無くて,
ただただしんどくて,
待合室の長椅子でダラーンと寝そべってましたけど.


そんなマグロのような男性患者に対して,
診療に応じる男性医師の態度も非常に淡白.
『心音とか呼吸音とか聞いたり,触診するかな』と思って,
上着のフリースを脱ごうとしたら,
「いや,全然脱がなくていいから」とか言われる始末.
ほんの親切心で脱ごうとしたのに,
どんな男にも身体を許す軽い男だと
思われてしまう結果となってしまいました.キィーー!悔しい!


というか,診察自体は,
簡単な問診と,喉の奥を軽く見られる程度で,
「大丈夫,ただの風邪だよ」と診断され,
「お薬5日分出しときますね」と処方され,
わずか3分足らずで終了.
確かにその時は症状も小康状態にあったので,
その程度で済んだんだと思いますが,まぁ大いに不安.
さらに,処方された薬が6種類もあったことや,
うち1種類は,男性医師曰く,
「最近ちょっと,漢方に凝ってまして」
ということで処方された葛根湯だったということも,
不安に拍車をかける一因となったのでした.
処方薬にマイブームを組み込むってどうなのよ?


今現在,お蔭様で体調は快方に向かっているようで.
やっぱ,医者の処方する薬は効きますよ.
今年の風邪はお腹にくるそうです.皆さん,腹巻しましょう.