弱小だからこそ,面白いのだけど.

普通のメーカーさんなどでは,
『お客様サービスセンター』などと銘打たれた,
クレーム対応などを専門とする部署があるわけですが,
弊社ほどの弱小企業にもなると,
そんなゴクツブシ機関なんて運営してられないわけで.


とゆーか,弊社ではマニアック,もとい,
ちょっと特殊な装置を取り扱っているため,
お客様からのお問い合わせ内容の殆んどは,
その装置の設計者や,専門知識を有した人にしか
回答出来ないようなものばかりになります.
そんな訳で,弊社代表番号に電話をかけていただいて,
「ちょっと,製品のことで話があるんだけど」と言っていただければ,
直通で,弊社技術屋さん達の巣窟へとご案内,という図式が,
知らず知らずのうちに出来上がってしまっているのです.


で,今日の朝イチ,我々の部署に
クレームの電話が廻されてきたわけで,
たまたま手が空いていた私めが,
その対応をさせていただくことになったのです.
先週納品させていただいた某装置についてのクレームで,
要約すると,以下のような内容でした.


「御社の装置に付属してるリモコンが,
 強く振ったときに内部で『カタッ』ていう音が聞こえるときがあって
 気になるんで,取り替えて下さい.」


なるほどなるほど,・・・ん,振る!?


・・・ちなみに弊社,某有名玩具メーカーではないため,
用途に『振る』という項目を盛り込んだリモコン類は
取り扱っておりません.
普通の,テレビとかエアコンを操作する,あーゆーヤツですよ.
(厳密に言えば,結構違うんですが)


あまりのあんまり具合に,僕の時間が一瞬止まってしまいました.
しかしここで,「振らなきゃいいじゃん?」などという
返し方をしてしまうと,弊社の信用はガタ落ちでございます.
ここで僕がとった行動といえば,一度軽く深呼吸をした後に,
「では,弊社にて確認いたしますので,
 郵送等で送り返していただけますでしょうか?」
という感じの,教科書通りの返答.
どんなお客様であろうと,お客様は神様です.
でも,上記の返答部分だけ,それまでの対応から
声が2オクターブほど低くなったことに,お客様気付いてたのかなぁ?
一応,『殺』から始まるメッセージを込めたつもりなんですが.


まぁそんな感じで,午前中の仕事時間を潰されてしまいました.
午後からも別件で急ぎの用事があったので,それに備えて,
昼休みは食堂で御飯を食べたら,仮眠をしたいところだったんですが,
あまりに頭の中がモヤモヤしてしまった為,
寝られそうにありませんでした.


仕方ないので,昨日メル友になったばかりの
萩原流行さん(CV:津里先生)に,このモヤモヤした気持ちを,
『珍文』という件名のメールにのせて,3通ほど送ってやりました.
もう,スッキリ,スッキリ!
お陰様で,昼の業務開始時間までぐっすり寝ることが出来ました.


そんな訳で先生,昼間から変なメール送ってすみませんでした.
でもどーしても,この胸に秘めた想いを,伝えたかったんです.
・・・津里先生,珍文が,したいです・・・